この記事は、台湾旅行に一緒に行きたいという義両親を連れていくために
- 航空券・ホテル手配
- 日本出国
- 現地での様子
- 日本帰国
までの一連の出来事が書いてあります。
すでに我が家の旅行の代金を支払った後に起きた「義両親と一緒に旅行に行くことになった」お話です。
前回の台湾3世代旅行の教訓から、今回のは一緒に行動しない時間を作ることで、ストレスのない旅をしてきました。
台湾出発10日前に義両親に旅行に一緒に行きたいと言われる
台湾へ主人と子どもの3人で行く日が近づいてきたので、主人の実家に連絡すると

台湾に行くのか。また一緒に行きたいから連れてってほしい。
(同じ町内に住んでいますが普段の行き来はありません。旅行に行くときにはお互いに連絡は入れるようにしています。)
前回一緒に台湾に行った時がとても楽しかったらしく、機会があるのを狙っていたみたいです。

最近は義父の体力も少しだけ回復し、食事も以前に比べると食べれるようになっていました。
義両親は「これなら旅行に行っても大丈夫」と思ったのでしょう。
主人が義両親に伝えたのは
前回の3世代旅行で主人は思うことがあったようで、一緒に台湾旅行に行くにあたって何点か伝えていました。
- 俺たち家族は添乗員じゃない。なるべく自分たちの事は自分でやること。
- 今取っている航空券やホテルを取り直してまで一緒に行くことはしない。
- ホテルなどは空いているところを探すが無理な場合はあきらめること。
- 俺たちは家族で行動する時間が欲しいので、シニア夫婦二人だけで行動する時間がある。←これに関しては譲れない。
- 観光地など行きたいところがあるなら言ってほしい。できる範囲で対応するようにする。
その代わり
- 夕飯は一緒に食べる。
- 朝食は宿泊ホテルで食べるので、食べ終わり次第義両親が宿泊しているホテルに行き、様子を見にいくようにする。
台湾旅行10日前なので手を尽くすのも限界がある
私たち家族はすでに航空券、ホテルは予約済み。
これから義両親の航空券手配、宿泊手配、レンタル用品の手配、旅行保険の加入などやるべきことがあります。
これらはすべて私が手配することになりました。
次に考えなければならないことは食事面です。
義父は初期の咽頭がんのために放射線治療をしていました。
そのためなのか食事の飲み込みがうまくいかず食べるものが限られていた時期がありました。(味の濃さや柔らかさなど)
今現在、どの程度のものまでは食べられるようになったのかなど義両親に確認することもしなければなりません(義父が食べられる店を探すため)。
また、今回の旅行では何かしたいかなども聞いておかなければなりません。
「なんでもいい」は、実は何でもいいわけではない

急だから何でもいいわよ。
そうは言うものの、なんでもいいということはありません。
(よくあるパターンです)
義両親に詳しく聞いてみると、いろいろと思うことがあるようで
「特にやりたいことは無いけど、〇〇は嫌。他になんかないの?」
「自分はやりたくないけど、みんなやりたいならやればいい。自分は見てる」
「それ、終わるまで待ってる。どれぐらいかかるの?」
「そこ行ったことあるわ。他は?」
など…。
興味があるものが根本的に違うので、何がやりたいのかを考えて案を出すのも難しい。
でも旅行日は迫っているので、できることからやっていくしかありません。
航空券手配は?
同日に航空券が手配できなければ、そもそも旅行には一緒に行けません。
同じ便に空きがあるかどうか調べました。
調べるにあたっての優先順位は
- 同じ便なら一番良し!
- 同じ日付なら他社でもOK、ただし同じ時間帯(午前、午後など)であること。
- 最悪、時間帯が異なっても空港で待機することで対応できれば良し。
と考えていました。
幸いなことに、同じ便の飛行機に運よく乗ることができました。
一番のおすすめは各航空会社の公式ホームページから購入すること。
なぜなら、万が一のサポートが充実しているからです。
ただし、旅行サイトから購入するほうが安い場合もあります。
これは旅行サイトの独自キャンペーンがあるなどの場合、総額が抑えられる場合があります。
デメリットとしては、サポートが不十分な会社も多いので(オンライン系は特に)、初心者は避けたほうが無難です。
例:パスポートの入力ミス(名前)などはありがちなミスです。
ミスが怖い人は旅行会社に行って店頭で手続したほうが確実です。
ちなみにパスポートの名前が入力したものと違っていたら飛行機には乗れません。
現在所有の航空券をキャンセル後、航空券取り直しとなる場合が多いです。
その場合、キャンセル費用も掛かりますし、同じ金額で航空券を取得できることは無いです。
航空券をとるときには細心の注意をはらって取得してくださいね。
予約時の氏名入力について[国際航空券]
国際線ご利用時は、パスポート名と航空券名が一致しないとご搭乗いただけません。
予約時の氏名入力はパスポート名と完全一致させてください。予約後にご搭乗者氏名の変更(姓名の順番、スペル修正含む)はできませんので以下の内容にご注意ください。
ホテルは?
同じホテルに泊まるのがいいのでしょうけれども、週末をはさんでいたこともあり私たちが予約したホテルは満室でした。
全員で他のホテルも考えましたが、10日前の状態で3人部屋+2人部屋の両方をを確保するのは難しいです。(そもそも3人部屋はあまりないので、いつも早い時期に予約をすることで部屋の確保をしています)
これらの事を踏まえホテルの条件として言われたのが
- 駅から近い
- 私たちが宿泊するホテルからも近い
- 日本語がペラペラな人がフロントにいる
- 朝食があること
- 有名ホテル←義母はホテル名が重要らしい(聞いたことのある名前じゃないとダメらしい)
そうなると日系?老舗ホテル?ということになります。

昔、ツアーで円山大飯店に泊まったことがあるからそこでもいいわ~。
オークラもいいわね。一回泊まってみたいわ。
そもそも円山大飯店は駅から遠いですし、私たちが宿泊するホテル(西門)からも遠いので候補には上りません。
>>>>
日系で私たちが泊まるホテル(西門)に近いとなると場所は中山駅付近が無難です。
日系ホテルといえば、ホテルロイヤルニッコータイペイかな?と思ったのですが、すでに満室で無理でした。
>>実際に義両親が泊まったホテル
最終的に選んだホテルはホテルロイヤルニッコー台北系列のロイヤルイン南西 中山ステーション(老爺商務會館台北南西)です。
住所:台湾台北市南京西路1號8階
>>
中山駅の三越の真向かいにあり、同じビルには北京ダックで有名な天厨菜館も入っています。

天厨菜館は前回一緒に行った時に行きましたので場所の把握ができます。
ロイヤルイン南西 中山ステーション(老爺商務會館台北南西)は私たち家族も何度か泊まったこともあり食事内容や部屋の様子もわかっていたのでここに決めました。
フロントの方も日本語がペラペラなので、何かホテル内でわからないことがあっても大丈夫です。
お部屋にはバスタブがついているので、義両親にバスタブ付きは日本と同じ感覚でお風呂に入れます。
お部屋もデラックスルーム(ツインベッド)で広さも申し分ありません。
朝食も義両親の食べられるものが出ますから、ここなら安心です。
レンタルするものはある?
義両親が「これをレンタルして旅行に行きたい」というものはありません。
でも、私のほうでポケトークをレンタルして義両親に渡すことにしました。

ホテルが別ですし、常に一緒にいるというわけでもありません。
どうしても言葉の壁があるのでポケトークで言葉の壁を克服です。
私がポケトークをレンタルしたのはココ↓
我が家の予定は大幅に変更
2泊3日という(我が家にとって)短い期間の台湾旅行でしたからびっしりスケジュールを組んでいたのですが、ほとんどの予定をあきらめるという結果になりました。
それでも自分たちの時間は確保できるようにスケジュールを組みなおしました。
そこで2日目に自由時間を入れることで、お互いに好きに動ける時間を作るようにしました。
日次 | スケジュール |
---|---|
1日目 | ・台湾着・義両親を宿泊ホテルまで送り届ける ・夕飯は饒河街観光夜市で食べ歩き ・饒河街観光夜市後は義父宿泊ホテルまで送り届ける |
2日目 | ・朝食は各宿泊ホテルで食べる。 ・義両親の宿泊ホテルに行き、問題がないか確認。 ・夕食を一緒に食べるために午後5時に義両親の宿泊ホテルのロビー待ち合わせ。 |
3日目 | ・朝食は各宿泊ホテルで食べる。 ・我が家の宿泊ホテルのチェックアウト後、義両親の宿泊ホテルに向かう。 ・義両親の宿泊ホテルのチェックアウト処理。 ・一緒に空港に移動し、帰国 |
それがこのスケジュールです↑。
お互いやりたいことをやればストレスもありません。
やりたいことがあるなら言ってくれれば調整しますし、予定に組み込めます。
でも、最後の最後まで「なんでもいいわよ。」でしたので、一緒に行動することをやめました。
実はこの選択が功を奏した結果となりました。
台湾旅行当日
自宅から空港までは空港送迎タクシー利用
自宅から空港まで電車で行こうと思っていましたが、
- 朝が早い
- 人数が5人
- スーツケースが3つ
- 同じ町内に住んでいますが、待ち合わせをして一緒に行くのが面倒
- 空港待ち合わせというわけにもいかない
などの理由から、空港送迎タクシーを利用しました。
まずは我が家に来てもらい、次に義両親を迎えに行き一緒に空港に行きます。
この方法は想像以上にとっても楽でしたので、帰りも空港送迎タクシーを利用することにしました。
台湾・松山空港から宿泊ホテルまではタクシー
義両親とは別のホテルに泊まります。
しかし義両親だけでタクシーに乗せることができません。
主人と義両親が同じタクシーに乗り、義両親の泊まるロイヤルイン南西 中山ステーション(老爺商務會館台北南西)に行きチェックインをしに行きました。
私と子ども(中学生)は別のタクシーに乗り、自分たちが泊まるホテルに行きました。
ホテルのロビーで主人が来るのを待っていました。(主人の名前で宿泊予約をしたたためチェックインができません。)
主人は義両親のチェックインを終えると、MRTに乗ってこちらのホテルに来て私たち家族のチェックインです。
主人がホテルに来るまでの1~2時間ぐらいの間は、ホテルに荷物を預け子どもと一緒に近くをぶらぶら散歩していました。
チェックイン後、義両親のホテルに移動
自分たちのホテルのチェックイン後、すぐに義両親の宿泊ホテルに移動です。
もう、この時点で午後5時を過ぎていたと思います。
義両親に日本からレンタルしてきたポケトークの使い方を教えます。
ポケトークが使ええるようにならないと、翌日に二人だけで行動するときに何かトラブルなどがあった場合に使えないと困りますから、何度も練習して使えるようにしてもらいました。
とはいっても、難しくないのですぐにつかえるようになりましたよ。
夕飯は饒河街観光夜市で食べ歩き
ホテルから電車で移動して饒河街観光夜市へ行きました。
ツアーで夜市を経験していても、食べることはしなかったそうです。
それほどお腹が空いていないとも言っていたので、食べ歩きで夕飯代わりでいいとのことでしたので、ぶらぶらしながら食べて終わりにしました。
ホテルに義両親を送り届け1日目は終了です。
西門のホテルに宿泊して良かった
私たちは西門のホテルに宿泊しています。
西門は朝早くから夜遅くまで屋台が出ているので、いろいろと食べることができます。
また、西門にあるワトソンズは24時間営業なので、義両親をホテルに送り届けた後でも買い物ができます。
1日目はこんな感じで終えました。
台湾2日目
朝は各自ホテルで朝食
お互いの宿泊ホテルには朝食がついています。
朝食をホテルで食べた後、10時に義両親のホテルのロビーに行き2日目の予定を確認です。

朝ごはんの後、時間があったから朝市を見ようと思って散歩に行ったんだよ。
でも朝市が見つからなくて、約束の時間になったから帰ってきた。
話をよく聞くと朝市の方向とは全く違う方向に歩いていました。
それでも義父は満足そうにしていたので、まぁいいか。
少し時間があるから外に出てみようという気になったのは、義両親にとって受け身の旅行から自分の意志で行動する旅行になったのだなあと思える出来事でした。
昨日ホテルに送ってからの出来事をずっとロビーで話をしていたいようでしたが、せっかくの自由時間が少なくなってしまします。
夕方5時に義両親のホテルのロビーにて待ち合わせということにしてホテルを後にします。
この時間からお互いに別行動です。
シニア夫婦は自由時間に何をしていたのか?
夕食時、何を自由時間に行っていたのか教えてくれました。
お昼ごはんはちゃんと食べることができたのか?心配でもありました。
すると、三越のフードコートで食べたとのことでした。
前回の旅行で三越のフードコートには連れて行きましたので、覚えていたようです。
食事の注文も写真やサンプルを見て指をさすだけですから、特に困ることは無かったとのことでした。
そのあとは中山地下街を散策していたようです。
中山地下街は中山駅から台北駅まで地下でつながっていますし、歩けばそこそこ距離もあります。
お店もたくさん入っていますから、二人で散歩がてら歩いたそうです。
(外は雨ということもあり、地下街を選んだようです)
夕食は鼎泰豊
シニア夫婦の食生活を考えると、定番料理のほうが安心です。
夕飯は鼎泰豊で食べることにしました。
ホテルの目の前にある三越の中に鼎泰豊が入っているので、移動も少なくて済みます。
食後はホテルに義両親を送り届け、私たちは西門に戻ります。
24時間営業のカルフールがありがたい
西門には24時間営業のカルフールもあります。
義両親と別れた後は、直接カルフールに行き買い物です。
調味料や主人の会社のお土産などを買い、ホテルに戻ります。
台湾3日目(帰国日)
3日目は帰国日ですから、チェックアウトの時間と飛行機の時間に合わせて義両親のホテルに行きます。
チェックアウトぎりぎりの時間に義両親のホテルに行くことになるので、朝頑張って起きれば時間が取れます。
睡眠時間は短くなりますが、朝食をホテルで食べるのをやめ、サンドイッチ屋さんなど朝食を提供するお店で食べたりとやりたいことはやるようにしました。
サンドイッチ屋に行き朝食を食べました。
次に龍山寺に行き、龍山寺のスターバックスで一息してホテルに戻りました。
荷造りは終わっていたので、チェックアウト後、義両親のホテルに行きました。
義両親と合流した後は、台北松山空港に移動し(タクシー2台)、帰国となりました。
空港から自宅までは、空港送迎タクシーを利用することでストレスなく過ごすことができました。
お互いにストレスがたまるなら離れるのも大事&ポケトーク
急に一緒に台湾旅行に行くことになりましたが、同じ便の航空券が取れたことで一緒に行くことが可能となりました。
ホテルが違う、自由な時間が半日でもあるとストレスがかなり違うというのにはびっくりしました。
そしてポケトークがあれば言葉の壁も何とかなります。
義母は国内ではかなりアクティブに行動するタイプ、一人でガンガン歩いて他の人に「遅いわよ!」というタイプです。
しかし、前回の台湾の様子を見る限り完全に受け身状態で義父や孫としっかり手をつないで離れませんでした。

知らない土地ではぐれたら言葉がわからないから大変。
絶対に離れないようにしないとダメだわ。
という感じでした。
でも、今回の台湾旅行はいつもの義母に戻っていた印象を受けました。
それというのもポケトークがあればわからないことがあっても、ポケトークが通訳してくれるので言葉の心配がなくなったからなのです。
買いたいものも買え、その様子をずっと話しているのを見ると満足したのだなぁと思った次第です。
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